ザンビアでありえなく乗りにくいチャリでありえなく走りにくい道を走っていた頃、
あぁ、早く日本の舗装された道をシャーッと飛ばしたい!と、
日本でサイクリングする日を何度も夢に思い描いていました。
ところがところが!
東京の街の走りにくいことったらありゃしない!
ザンビアに行く半年前にチャリに目覚め、
帰ってきたらスポーツバイクを買って自転車生活を始める!
と心に決めていた私。
ついにその夢を実行するときが来て、新車を購入し、
基本はどこでもチャリで行く生活を始めました。
そうして初めて走った車道。
(あ、みなさん、チャリは車道が基本ですよ!)
その走りにくさにびっくり。
路駐車両、バス停、左折専用車線、交差点で構わず右折してくる対向車・・・
そしてここ数年で急激に増えた自転車ライダー。
マナーの悪い人の多さにもびっくり。
路駐車両をよけるときになぜ後ろを確認しない!(死ぬよ!!!)
チャリだからって信号無視し放題!
果てはチャリ乗りながらくわえタバコ!
それから、いかにも「チャリ乗ってます」っていう人じゃなくて、
主婦や学生に多い危険行為・・・それは、逆走。
右側を走るな!!!
危なくて危なくてしかたない!
チョー迷惑!
そんなわけで、楽しいはずの自転車が、乗るたびにイライラ。
そもそもこんなイライラが仮になかったとしても、
都内は信号が多くて、停まってばかりで、
全然「サイクリング」って気分になれません。
チャリに乗り始めて1か月ほどですが、
信号のたびにちゃんと停まる人はほとんど見たことがない。
歩行者がいないのをいいことに、赤でも平気でパーっと走り去っていきます。
これってかなり車のドライバーの怒りを買う行為だと思うのです。
それにそもそも交通ルール違反だってば!!!
みんながルールを守らなければ、危険なんですよ、危険。
ルールは安全のためにあるんですよ。
最近「
自転車ツーキニストの作法」という本を知って、読みました。
これ、ぜひ「車しか乗らない人」とか「ママチャリしか乗らない人」に読んでほしい。
帯に「初心者以上マニア未満の自転車道場」という宣伝文句がありますが、
スポーツ自転車に乗らない人にこそ読んでほしい!
自転車は軽車両であり、車道を走るものである。
日本は、自転車が平気で歩道を走行するし、平気で右側通行するという、
非常に異常で危険な国である。
路駐を全面的に取り締まって、車道に自転車専用スペースを作らない限り、
この問題は解消されない。
そういう話です(他の話もいろいろありますが)。
とにかくすべての人に読んでほしい。
この著者の言ってることにもろ手を挙げて賛成です。
ただ、自転車のことを「チャリ」と呼ぶのは、
別に軽蔑しているわけではなく、
むしろ私は愛着をこめてるくらいのつもりですが。
あぁ、早くサイクリングロードに長距離サイクリングしに行こう。
これじゃ、ザンビアのほうがよっぽど気持ちよくサイクリングできた・・・。
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