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2010年12月16日(木)深夜~17日(金)早朝

final_attack.jpg

22:00 起床
22:30 お茶
23:30 ファイナルアタック開始
04:40 ギルマンズ・ポイント到着
06:40 ウフル・ピーク到達
07:00 下山開始
09:40 キボ・ハット到着、仮眠

22時。起きるとなんとなくだるい。
すぐにティータイム。
お茶とクッキーが出るも、
さすがに気持ち悪くてほとんど食べられず。

とにかく砂糖たっぷりの紅茶だけは飲んで、
最後のトイレに行って、
ぶくぶくに着込んで、
いざファイナルアタック開始。
8人の我々に対し、ガイドは5人。

このときの服装・装備は…

・半袖Tシャツ2枚
・長袖フリース
・フリースジャケット
・ウィンドブレーカー
・ダウンジャケット
・スパッツ(レギンス)
・ジャージパンツ
・ウォームパンツ
・靴下3枚
・バラクラバ(目出し帽)
・ニット帽
・チテンゲタオル(同期隊員お手製)
・マフラー
・サンゴーグル
・ヘッドライト
・軍手
・スキー手袋
・リップ
・日焼け止め
・ホッカイロ(両ポケット)

実に、上6枚、下3枚の重ね着。

出発は深夜、もちろん真っ暗。
ヘッドライトが頼り。
足元しか見えません。

最初からものすごくゆっくり。
1秒に1歩よりもゆっくり。
それでも前に進めないくらいしんどく、
8人の中、すぐにちょこちょこと遅れを取る私。

キボハットに着くまでは、
歩きながら考えごとをする余裕があったけれど、
ここに来て頭の中は真っ白。
何も考えられない。
「休憩はまだか」しか考えられない。

3リットルの水を持っていたものの、喉はまったく乾かず、
もし乾いたところでスキー手袋取って軍手取ってかばん下ろして、
なんて、とてもそんなことする気にならず。

出発前に言われたことは…
・ギルマンズポイントまで5時間。
・ギルマンズまで1時間に1回ずつ休憩を取る。それ以外は止まらないこと。
・ギルマンズからウフルピーク(頂上)まで2時間。
・ウフルピークに着いたら5分くらいですぐ下山を始める。
・ウフルピークからキボハットまで下山は3時間。

ただひたすら早く1回目の休憩が来ないか、早く止まりたいと、
それだけを考えてロボットのように足を動かすも、なかなか休憩来ず。
あくまで感覚だけど、1回目の休憩は1時間以上経っていたはず。
まだかまだかとそれしか考えられず、
思い返せばここが一番辛かったような。

たった5分のためになぜ7時間も歩くんだ、
何をやっているんだ自分、意味がわからない、と思っていました。

2回目か3回目の休憩のあと、
私が遅れがちだったので、一番前に行かされる。
その頃からか、みんなのペースも徐々に崩れる。
何度も吐いてしまう人も。
先頭に立たされてしまい、もう遅れるわけにはいかないと、
ガイドのあとを食らいついていく私。

ものすごく寒かったけれど、
高度のせいでゲップがたくさん出て、
ゲップが出るたびに吐き気に襲われ、
途中から、いつでもすぐ吐けるようにと、
鼻まで覆っていた目だし帽を首まで下げたり。
鼻水も容赦なく出て、
なりふりかまわずスキー手袋の上から拭ったり。
もう、とにかく必死。
なんの余裕もなし。

登っている間、何度も上を見上げては、ああまだだと思ったけれど、
なんとなくクレーターの縁(ギルマンズ)が近づいたような気がして、
「もう少しだよね?」とガイドに聞くと、「そうだ」との答え。

しかしここからまさかの岩場。
手をつかないと登れないようなごつごつした岩場。
何度も止まりそうになり、そのたびに「止まるな」と言うガイドに、
死に物狂いでついていきました。

「もう少しだ」と勝手に思ってから結局30分以上歩き続け、
岩をひとつひとつ乗り越えるのがやっと。
また大きな岩だ、と手をついて乗り越えようとしたら、
ガイドがこっちを向いて手を差し伸べて引き上げてくれて、
"Congratulations!"と言ってそのまま抱きしめてくれました。

そこがギルマンズポイントでした。
思わず号泣。

ふと上を向くと目の前に大きな大きなオリオン座。
身震いした。

8人のうち6人はほぼ時間差なくギルマンズに到着。
ここでやっとカメラを取り出すも、撮ったのはこんな写真。

f1_1.jpg

氷点下の気温に凍るペットボトルの水。
これを撮るのが精いっぱい。

f1_2.jpg

これは別の隊員からもらった写真。

なんとか夜明け前、4時40分頃ギルマンズに着き、
小休止してそこからさらにウフルピークを目指して歩きだす。

ここからは、突然の雪の世界。

f2_1.jpg

こんなとこ。
ほんとはまだ夜明け前で暗いけれど。
なかなか危なっかしい雪道を歩くうち、
いつの間にか2人だけどんどん先を行き、
その次に私ともう1人、その後ろから残りの2人が追う形に。
この3グループそれぞれにガイドが1人ずつ、
残りの2人にはそれぞれ1人ずつ付き添ってくれました。

このあたりはもう息が苦しくて苦しくて、
3歩進んだら止まりたくなる辛さ。

f3_1.jpg   f3_2.jpg   f3_3.jpg

そうこうしているうちに、夜明け。
明るくなって見えてきたのは大きな大きな氷河。
この氷河も温暖化の影響で10年後には溶けるとか。

f4.jpg

こんな小さな山をいくつも越えて、
ウフルピークはそこに見えているのに意外と遠い。
何度も何度も止まりながら歩くこと2時間。

これを登りきったらウフルピークだというところまで来て、
最後は止まらずに行こうと一気に駆け上がり、
(駆け上がった気分だったけど実際にはスローモーションくらいの遅さ)
6時40分、晴れてアフリカ大陸最高峰に到達。

f5.jpg

疲れやら喜びやらいろいろなものが一気に押し寄せてきて、
よくわからなかったけどとにかく清々しかった。
たぶん、顔は笑っていた。と思う。

先に着いていた2人がまだいて、4人でこの看板の前で記念撮影。
そしたら後ろの2人もやってきて、6人で改めて記念撮影。
なんだかまた泣けてきて、写真の私はどれもひどい顔。

6人で撮ったら、ガイドがすぐ降りると言いだし、慌てて下山。

f6_1.jpg   f6_2.jpg   f6_3.jpg

この景色、一生忘れないだろうなぁ。

f7_1.jpg   f7_2.jpg

帰り道、雪で凍った地面を下るのはなかなかの怖さ。
(道わかりますか。)
しかもガイドのペースは容赦なく速い。

f8.jpg

やっとのことでギルマンズに到着。
ここで私、歩きだしてからはじめてのトイレ。
実に8時間。結局水もほとんど飲まず。
そんなわけでトイレットペーパー片手にポーズ。

f9_1.jpg   f9_2.jpg   f9_3.jpg

明るくなってから改めてギルマンズに戻ってみれば、かなりの岩場。
明るい時間に登っていたら絶対途中でへこたれていた。

f10.jpg

途中からは砂利スキー。
「こうやって滑るんだよ」とお手本を見せながら、
ダーッと下って行ってしまうガイド。
ズズズ、ズズズとだらしなく下ること1時間以上。

10時前になんとかキボハットに着いたときには、
足のつま先がかなりやられていて痛かった。

多少の時間差はあったけれど、10時までには全員勢ぞろい。
お互いの健闘を称え合って、お昼までしばし仮眠。
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2011.01.19 Wed l キリマンジャロ l top
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