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とりあえず、『言語学大辞典』より。

ニャンジャ語

■概要
・ザンビアの公用語の1つ
・マラウィの国語となっているチェワ語と言語的にあまり異ならない
・母語話者50万人(チェワ族20万人、ンゴニ族25万人強)
・東部地方及び首都ルサカの共通語
・ンセンガ語が近い

■音韻
・音節はもっぱら開音節(バントゥ諸語の特徴)
・子音前鼻音(日本語の「ン」のような音)が存在し、語頭にも立ちうる
(バントゥ諸語の特徴、ただし、この言語では文頭できわめて弱くなる)
・p, t, k, cには有気と無気の区別がある
・母音は5つ(i, e, a, o, u)
・対立のある高低アクセントを有するが、その組織は比較的簡単であり、
 特に動詞は非常に単純化している

■文法
□語順
・語順は、主語、述語、目的語(述語のみが文中に必須)
・名刺を修飾する形容詞等は、原則として名詞の後に立つ
 例)galu yaikulu inaluma munthu 「大きな犬が人をかんだ」
  (galu「犬」、yaikulu<-kulu「大きい」、inaluma「かんだ」、munthu「人」)

□名詞のクラス
・名詞はいくつかのクラスに分かれる(バントゥ諸語の特徴)
・名詞の接頭辞をみると、どのクラスに属するのか、かなり分かる
・クラスに対応して、名詞を修飾する形容詞その他が、主として語頭において音形交替を示す
・述語動詞の主格接辞や対格接辞も名詞のクラスに呼応した形をとる
・指示代名詞(指示形容詞)には4種類あり
(相手が見ていない「これ」、相手が見ている「これ」、「それ」、「あれ」)、
 すべて名詞のクラスに呼応する

□主格接辞
 単数:1人称 ndiまたはn (nda)、2人称 u (wa)、3人称 a (a)
 複数:1人称 ti (ta)、2人称 mu (mwa)、3人称 a (a)
 ※( )内は、主格接辞+aの形

□独立人称代名詞
「私」ine、「あなた」iwe、「彼(女)」iye、
「私たち」ife、「あなた方」inu、「彼(女)ら」iwo

□動詞
・動詞の不定形は、ku+動詞語幹+a
 例)ku-on-a「見る」
・動詞直説法(肯定形)には、主として、次のようなものがある
a)過去形 主格接辞+na+語幹+a
 例)ndi-na-on-a「私は見た」
b)今日の過去形 主格接辞+a+語幹+a
 例)nd-a-on-a「私は見た」
c)現在形 主格接辞+語幹+a
 例)ndi-on-a「私は見る」
d)未来形 主格接辞+(d)za+語幹+a
 例)ndi-za-on-a「私は見るだろう」
・語幹直前に対格接辞が入ることがある(2人称複数には動詞末尾にniがつく)
 例)nd-a-ku-on-a「私はあなたを見た」
   nd-a-ku-on-a-ni「私はあなた方を見た」
・否定形には、主に、次のようなものあがる
e)過去形 si+主格接辞+na+語幹+e
 例)si-ndi-na-on-e(あるいはsi-n-na-on-e)「私は見なかった」
f)現在形 si+主格接辞+語幹+a
 例)si-ndi-on-a「私は見ない」
g)未来形 si+主格接辞+(d)za+語幹+a
 例)si-ndi-za-on-a(あるいはsi-n-za-on-a)「私は見ないだろう」
・命令形(対単数)は、語幹+aである
・語幹にはさまざまな派生語尾が後続して派生語幹ができる
・その中の1つの「受身動詞」は、元来の語幹にwがつづいて形成される
 例)ku-lum-a「かみつく」vs. ku-lum-w-a「かみつかれる」
・il(語幹最終母音がe, oの場合はel)をつけた形は、いわゆる「適用動詞」となる
 例)ku-gul-a「買う」vs. ku-gul-il-a「~に買ってやる」

□繋辞(コピュラ)
・現在形は、主格接辞+li
 単数:1人称 ndili、2人称 uli、3人称 ali
 複数:1人称 tili、2人称 muli、3人称 ali
・過去形は、主格接辞+na+li
・未来形は、ku-khal-a「~になる」の未来形を用いる
・否定形は、それぞれに、si-を前接させる
・所有を表す場合は、この形にndi「とともに」(+名詞)をつづける


以上、言語学大辞典の「ニャンジャ語」の項目のほぼ丸写しです。
ただし、面倒な部分は省きました。

≪出典≫
亀井孝・河野六郎・千野栄一編(1989)『言語学大辞典(第2巻世界言語編(中)さ~に)』東京:三省堂


名詞のクラスが16もあるそうです。
とりあえず文法のことは考えずに、
会話を丸暗記する形で話せるようになっていきたいと思います…。
もちろん、文法も勉強はしますが。

以下、ザンビア隊員が発行している機関誌「ティリチェ」第3号(平成20年3月)より、
日常会話をいくつか。
(機関誌はザンビアOBの方にご厚意でいただきました。ありがとうございます。)

Mwauka bwanji?   "Good morning."
Mwachoma bwanji?  "Good afteroon."
Gonani bwino.  "Good night."
Muli bwanji?  "How are you?"
Nili bwino, kaya inu?  "I am fine, and you?"
Salani bwino.  "Good bye."
Tidzaonana.  "See you."
Zikomo (kwambiri).  "Thank you (very much)."
Inde  "Yes"
Iyai  "No"

言語学大辞典の記述を見る限り、Muli bwanji?は複数形のようですが、
相手が一人でもこう言うのでしょうか。
現地に行ったら確かめてきたいと思います。
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2009.12.21 Mon l 合格から訓練前まで l top
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