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「オムレツ」のスペルがいちいち気になってしまう私ですが、
地名でも気になることがありまして。

何かというと、固有名詞のはずの地名、表記にばらつきがあるんです。
その代表格が「ショーグランド」。

この「ショーグランド」という場所、各地にありまして、
何かと言うと、「ショー」をするための「グランド」。
「ショー」とは、そう、アグリカルチャー・ショーのこと。
この年に一度のお祭りのためだけに作られた場所だそうです、
聞いたところによると。

厳密には地名とは言わないのかもしれませんが、
でも十分に固有名詞化している語。

以下の写真をご覧くださいませ。

DSC08134.jpg
"SHOWGROUNDS"

DSC08145.jpg
"SHOW GROUND"

s-DSC08152.jpg
"SHOW GROUNDS"

なんで書き方が統一されていないのでしょう!

と、ひとり憤ってしまう私。

不思議だなぁ。
ザンビア人は気にしないのかなぁ、こんなこと。
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2011.10.20 Thu l 言葉 l top
突然、見知らぬ番号からケータイにSMSが届きました。

mng madam,may b u so a mat 4 heads at the tap ystde as u where working with tha children?

読めますか?
わかりやすく書きなおすと・・・

Morning madam, maybe you saw a mat for heads at the tap yesterday as you were working with the children?

となります。

「マダム、おはようございます。昨日マダムが子どもたちと(何か)しているとき、タップのところでa mat for headsを見ませんでしたか?」


はて、何のことやら。

送る相手を間違えたのか、いたずらSMSか。

送る相手を間違えたにしても、
登録もしてない知らない番号に間違えたりしますかね?
それとも相手は私の番号を登録していて、
ひとつ下だか上だか間違えて選択しちゃったのかなぁ。

いたずらだとしたら、意味がわからなすぎる。
そしてその効果もわからない。

マダムとは、ここザンビアでは年齢などに関係なく女性一般への呼びかけ。
私が女性であるということを知っているのか。
そして「working with children」ってのも気になる。
いかにもボランティアっぽいではないか。

ていうか、「タップ」ってどこ?
a mat for headsって何??

こういうのは気にしないのが一番ですね。
きっとただの間違いだろう。

しかしながら、ひそかにうれしかった発見は、
この送り主、wereと打つところをwhereと打っているということ。

アメリカ英語だったらこの2つの単語、発音がきっぱり違います。
故に打ち間違えることもないはず。

ザンビア英語では、この2つ、同じ発音なのです。
(つい先日、この記事で書いたように。)
発音が同じだから、ついついミススペリングしちゃうんですね。
日本人が「行った」と「言った」を打ち間違えるようなものですね。
まあこの場合は変換ミスではなく、
わざわざいらないところにhを入れてしまうという能動的(?)なミスですが。

いやあ、なんか、やっぱりそうなんだと思って、うれしかった。
誰だかわからんが、SMSどうもありがとう。
2011.08.24 Wed l 言葉 l top
ザンビアではソーセージのことを「Hangarian」と呼ぶ、と書いたら、
ボツワナのNobukoさんから耳より情報をいただきました。

なんと、ボツワナではソーセージのことを・・・

「Russian」


と言うそうです。
まじかい。

ところ変われば呼び名も変わる。
すぐお隣の国なのに。
なんとも興味深い。

やはりボツワナ侮れません。
ザンビアとは全然違う国みたいだ。
(ボツワナへの憧れについてはこちら。)

Russianは辛いソーセージのことだそう。
ザンビアのHangarianはニンニクたっぷり、油ギトギトです。
辛いっちゃ辛いかな。

世界各地にいるみなさん、
あなたの国でのソーセージの呼び名、教えてください!


ボツつながりの話題をひとつ。

ボツワナの首都はGaboroneといいます。
この綴りで「ハボロネ」と読みます。

なんでだろう?と疑問に思いつつ、調べようともしなかったのですが、
よくよく考えてみれば答えは簡単。
アフリカーンスの影響でした。

アフリカーンスとは南アフリカで話されている言葉。
オランダ語から派生した言語。

オランダ語もアフリカーンスも、gと書いて発音記号[x]の音で発音します。
[x]とは、専門的にいえば軟口蓋摩擦音、ドイツ語だとchの綴りで表される音。
道端のおっちゃんが喉の奥から「がががーぺっ」と唾を吐くときの、
「が」とか「は」に似た音ですね。(これよく言うたとえ。)

そういえばベルギーの友人が住む町も、Gent(ヘント)でした。

さすが南アと隣り合っているだけあるな、ボツワナ。
ザンビアも南アの影響は色濃いのですが、
それはあくまで発展した経済の影響ばかり。
地理的に近いボツワナや、長らく南アの支配下だったナミビアは、
文化的にももっともっと近いのでしょう。

この前ナミビア隊員の方と話す機会があり、
また、実はちょっと前にボツワナにも旅行に行ってきたので、
ボツワナとナミビアって似てるとこあるんだな、と思っていたのでした。

まったくなんでもついつい英語基準で考えてしまうのはよくないことだ。
反省反省。

ボツ旅行の話も、いずれ書きます。いずれ。
期待せずにお待ちください。
2011.08.23 Tue l 言葉 l top
日々メモしていることが溜まってきたので、気になるザンビア英語第3弾。

序章はこちら(「Proudly Zambian」)。
第1弾はこちら(「Zambian English」)。
第2弾はこちら(「気になるZambian English 2」)。
それから、「語末の"i"」と「硬い語がお好き」もどうぞ。

【発音】
・erが「エア」になる
(例)refer リフェア、were ウェア、transfer トランスフェア

・tで終わるところがtsっぽくなる(人による)
(例)not ノッツ、but バッツ、want ワンツ、negotiate ネゴシエイツ

・ouが「アウ」になる
(例)southern サウザン

・eiが「エイ」になる
(例)either エイザー

・fを発音しない
(例)fifth フィス

・aが「エイ」ではなく「ア」
(例)cater カター、cadre カダー

・前の母音につられて、ないところに母音を挟む
(例)always オロウェイズ、stigma スティギマ、sixty スィキスィティ

・oが「ア」になる
(例)worry ワリー

・oが「オ」になる
(例)freedom フリードム

・aが「ア」になる
(例)want ワント(ワンツ)、quality クワリティ

・er, ir, ur, ear(あいまい母音(シュワ)+r)が「エー」になる
(例)nurse ネース、 burn ベーン、learn レーン、 heard へード、
(例)person ペーソン、purpose ペーポス、purple ペーポー

「ペーソナリツィ」とか聞くと、ついついかわいくて笑ってしまう(失礼ですが)。
ほんとに「ペーポス」とか言うんですよ。
「オロウェイズ」もほんとに言うんですよ。

fifthの2つ目の「f」は発音しない、
と、国立ザンビア大学の言語学の先生が断言していたときには(現地訓練中の話ですが)、
正直結構驚きました。
うちのダイレクターもほんとに発音しません。
不思議。


【語彙・文法】
・やっぱり硬い表現
①dirtify 「汚す」
(例)She dirtified her jeans.
Faithが私のジーパンを靴で踏みながら私の上に乗ったときのおじいちゃんの一言。

②publicise「公表する」
(例) I'm not going to publicise the results.
「みなさんのテスト結果は公表しませんから」

・not so?
It isで始まらない文でも、…, isn't it?と言うことは以前書きましたが、
同じ意味で、文の最後に…, not so?と言うことも多い。

・pregnant 「妊娠させる」(動詞として使う)
(例)She was pregnanted/impregnanted.

・be there「存在する」
「~がそこにある」と場所を明示するわけでなく、
ただ「~がある、存在する」という意味で頻繁に使う。
「そういう人たちは確かにいる」They are there.とか。
あくまでも、「そこに」と言っているわけではない。

・what what「何と何と・・・」
so soと同じような意味。
ザンビアの現地語は繰り返し表現が多いので、その影響(きっと)。
ちなみにニャンジャ語だと、cianiが「何」で、
「チャン・チャーニ」、「チャン・チャン」、「シャン・シャン・シャン・シャン」
などと言います。

・Who is the owner of this? 「これ誰の?」
Whose is this?って言わない。
これ誰のペン?とかでも、Who's the owner of this?
堅苦しい。

・Have you seen? 「わかる?」
会話の途中で、「ほら、言ってることわかる?」とか。
完了形なのが特徴的(だと思う)。

・I'm looking at...
ディスカッションの最中に何か発言するときとか、
「これはどうですか」というような意味合いで。
I'm looking at the situation, whereby...とか、実に多い。


とりあえずこんなところ。

発音は、あいまい母音+rを「エー」で言うのは、かなりマスターしてきた。
でもほかはまだまだうまく話せない。
1年以上経っても、「ほほー」と思うことがいっぱいです。
2011.08.17 Wed l 言葉 l top
いつかの週末、みんなでドミの庭でプチバーベキューをしていたとき。
誰かが言いました。

「ウィンナーとソーセージって何が違うんだっけ?」

うーむ。たしかに。
と思ってついつい調べる凝り性の私。

適当にググった結果、わかったのは・・・

・ウィンナーはソーセージの一種。
・羊の腸に詰めたものが「ウィンナーソーセージ」。
・豚の腸に詰めたものは「フランクフルトソーセージ」。
・牛の腸に詰めたものは「ボロニアソーセージ」。

ということらしい。
たしかによく屋台で売っている「フランクフルト」ってのもあったな。
あれもソーセージの一種か。

「ウィンナーソーセージ」、略して「ウィンナー」。

「ウィンナー」とは、「ウィーン風」ということですね。

ちなみにドイツ語では「ウィーン」はWien、「ウィーンの」はWiener、
発音はいずれも「ウィ」じゃなくて「ヴィ」です。
(だから英語では発音に引きずられて綴りもVienna。)

さて、ザンビアでもソーセージは一般的な食べ物。
スーパーでも売っているし、シマのおかずにもします。

そんなザンビアでは、ソーセージのことをなんと呼ぶかというと・・・

RIMG5224.jpg

見えますか?

Hungarian & Chips 8900 Each とあります。

そう、ザンビアではソーセージはウィーン風じゃなくてハンガリー風。
Hungarianといえば、ソーセージのこと。

最初は「ハンガリアン」「ハンガリアン」と、
こっちの人たちはソーセージのことを「ハンガリー風」なんて、
中途半端なとこで切っちゃって、おもしろい呼び方するんだなぁ、
なーんて思っていたのですが、
日本語の「ウィンナー」だってまさしく同じこと。

慣れた言葉はその語源や由来なんて考えもしないもの。

ソーセージにはいろいろある、というお話でした(違うか)。
2011.08.17 Wed l 言葉 l top
ある日のこと。
住宅街を歩いていると、道端にフリッター売りのおばちゃんが。
久々に食べようと思い、500クワチャ札を手渡しながら、

"May I have one fritter?"

「フリッターひとつちょうだい!」

すると、なんと帰ってきた答えは、

"Fine thank you. And you?"

いやあ、そんな。
一瞬なんて言われたのかわからなかった。
そんなに私の英語聞き取りにくかったか。

しょうがないので私も、

"Fine thank you."

しょうがない。
フリッターはちゃんと買えたのですが。

自分ではわりと明瞭にしゃべったつもりで、
Pardon?と言われてがっくりすることが結構あります。

これはアクセントの違いだと信じたい。
ペラっペラのザンビアンアクセントでしゃべれるようになりたい。

とりあえず今のところ身に付いたのは、
"thirty"や"thirteen"の"ir"を「エー」と言うことだけ。
「セーティー」「セーティーン」。
(「セ」じゃなくてほんとは舌を歯の間に挟む発音だけど。)
じゃないとほんとに通じない。

"t"の発音も極力はっきり。
決して"d"や"r"にはしない。

でも、"turn"「テーン」や"early"「エーリー」、
それに"first"「フェスト」はなかなか言えない。
"basic"「ベイズィック」もまだ言えない。
"can't"すらいまだに「キャント」と言ってしまう。
"butti"は恥ずかしくて言えない。

中途半端なのが一番かっこ悪い、と思うのです。
やっぱり聞く量、話す量が絶対的に足りないに違いない。
2011.01.28 Fri l 言葉 l top
気になるザンビア英語、続きます。
前回というか前々回のはこちら

○文法

・so that S can V(「~するために」「~できるように」)の多用
とにかく多い。しょっちゅう出てくる。
We'll go to JICA first so that you can go home straight.
「JICAに先に行くわ。そうすればあなたそのまま帰れるでしょ。」
うまい例が思いつきませんが(↑この例は違う)、
ポイントは、主節がIで始まる場合でもso that I canと言うこと。
なんか余分だな~と思うところでも使います。

・関係代名詞whichの多用
"the ones which were there"とか。
whichを省略しないし、thatも使わない。
アメリカの口語だったらまずthat。whichはほとんど使いません。

・完了形の多用
リビングストンでボツワナの同期隊員に会ったとき、
アメリカ在住経験のある彼女がボツワナ人の英語について言っていたことですが、
ザンビア人にも当てはまる気がします。
過去のことを表すときはたいがい完了形を使っているような。
ただ、あんまり純粋な過去の話って日常会話でそんなに出てこないし、
うまく説明もできず、あくまで感覚ですが。
私だったらDid you do it?って聞くところを、
ザンビア人はHave you done it?と聞く感じ。
ただ私の英語の感覚、特にアスペクト(説明は面倒なので省略)なんて、
まったく当てになりません。悪しからず。

・whereby
これも会話で意外と出てくる。
いい例が思いつかない。
「~するところを」っていうような意味。違うか。
文を区切って新しい文を始めずに、
こういう関係なんちゃら詞を使ってひとつの文をつなげていきます。

・one one
「ひとつずつ」とか、そんな感じの意味。
two twoって言ったら「2枚ずつ」とか「2枚セットで」とか。
いい例がこれも思いつかないんですが、
"We should give them one one."とかそんな感じ。
「カペンタとソヤと1袋ずつ渡すべきよ」みたいなね。
思いのほかよく出てくるんです、これが。

・"I take long"
「時間がかかる(かかった)」と言うとき、
主語にitではなく人を使うことがあります。
"We took long."とか"I won't take long."とか。
日本の学校で習う文法だと、"it took long for us."ですね。

・"~, isn't it?"
最後に「~だよね?」って念押したり確認したりするとき、
主語と動詞をひっくり返してnotをつけますよね。
Let'sだったらshall we?とか、I am~だったらaren't I?とか。
これがザンビア人の手にかかると、
文がIt isで始まらないときも、終わりはisn't it?。
主語はitだけれども動詞がisじゃない動詞のときによく使うような。
よく出てきます。
"~, isn't it?"が好きです、ザンビア人。

○発音

・plumber プランバー
・said セイディ
・quality クワリティ
・operate オパレイト
・national ネショナル
・"r" アラ(アーラ)
・can't カント carry カリー capture カプチャー  camera カメラ

上の2つは文字通りに読んでる感じ(saidは最後にお決まりのiがつくけど)。
次の3つは、よくわからないけどこういう発音。
"r"は日本人が「アール」と言うのと同じですね。
ARVっていうHIV/AIDSの薬がありますが(近々説明します)、
発音は、「エーアラヴィー」。
caを「キャ」じゃなく「カ」というのはイギリス発音ですね。

ザンビア英語、発音をはじめとしてなかなかマスターできません。
普段聞いている量が絶対的に少ないんだろうな。
2010.11.19 Fri l 言葉 l top
アメリカ英語的感覚からすると、
ザンビアでは、日常会話で硬い語が頻出します。

"remove"
例)Remove your shoes. 「靴を脱ぎなさい」

"transform"
例)So you mean you first write on another thing and then transform it to the application form.
「つまり、最初に別のものに書いて、それをあとで指定の様式に写すってことね」

"proceed"
例)I'll drop you off and then proceed.
「君を家まで先に送ってそのあと別のところに行くから」

"misplace"
例)I misplaced it. 「なくしちゃったの」

"computerize"
例)Then you can computerize it. 「あとでデータ化して」

"programme"
例)What's your programme tomorrow? 「明日の予定は?」

"collect"
例)Come and collect the baby. 「この子連れてって」

"communicate"
例)We'll communicate. 「今後とも連絡取り合いましょう」

"capture"
例)Did you capture that? 「今の写真に撮った?」

removeはtake off、transformはput it intoのように、
アメリカでは会話ではたいてい成句(って言うんだっけ?)を使います…よね?
なんだか本を声に出して読んでるような不思議な感覚。

「プログラム」も、初めは何のことかと思ったけど、
ただ予定を聞かれているだけでした。

ほかにも、-lizeをつけて「~化」と言うのが好きです。
finalizeとか。

イギリスでもこんなふうに使うんですかねぇ。
どこまでがイギリス英語でどこまでがザンビア独自の英語なのかがわからない。
2010.11.19 Fri l 言葉 l top
RIMG4720.jpg

お尋ね者。
新聞にこういうお知らせがわりとよく載っています。

「ザンビア音楽著作権保護協会はGeofrrey Ndandanda氏を解雇しました。
この人物は当協会と何の関係もありません。」

どんな悪いことしたんですかね。

で、注目したいのはこの人の名前。

"NDANDANDA"

一瞬目を疑うNDANDANDA。

カタカナで書けば

「ンダンダンダ」

つい「ンダ」が何個か数えてしまう「ンダンダンダ」。

誰かがこの名前言っているのを聞いたら笑ってしまいそう。
2010.09.10 Fri l 言葉 l top
ザンビアには72だか73だかの民族がいて、
その民族の数と同じだけ言語があると言われています。
いったい誰がどうやって数えたのか知りませんが、
気になるのは、それぞれの言語がどのくらい異なるのだろうということ。

ザンビアに限らず、サハラ以南アフリカで話されている言葉の多くは、
バントゥー諸語と呼ばれ、共通した特徴を持っているはず。
方言くらいの違いしかないんじゃないか、
音は違うけど文法はほとんど同じなんじゃないかと、
こっちに来てから気になるようになりました。

で、バントゥー諸語ってどんなんだったっけと、調べてみたくなるわけです。
持ってきた文献類の中から言語学大辞典のコピーを引っ張り出して、
とりあえずまとめてみました。
以下、かなりざっくり抜粋。
適当なので、あまり信用しないでください。
ちゃんと知りたい方は、ちゃんと言語学大辞典を参照してください。
興味のない方は、飛ばしてください。

* * * * * * * * * * * *
バントゥ諸語

・カメルーンとケニアを結ぶ線の南側全体の広範な地域に分布する諸言語
・ほとんどすべてが「人(複数)」をbantu(もしくはそれが音韻変化した形)で表すためバントゥ諸語と広く呼ばれる
・過去の単一のバントゥ祖語に由来すると考えられる

主なバントゥ諸語
(カメルーン)Duaka, Ewondo
(ガボン等)Fang, Kota, Mbete
(コンゴ等)Loi
(ザイール等)Lingala, Kongo, Bobangi, Mongo, Yans, Tetela, Luba, Lega
(アンゴラ等)Kimbundu, Umbundu, Cokwe, Luvale
(ナミビア等)Kwanyama, Herero
(ルワンダ)Rwanda
(ブルンディ)Rundi
(ウガンダ)Nkore, Nyoro, Ganda
(ケニア)Luyia, Kikuyu, Meru, Kamba, Miji Kenda
(タンザニア)Haya, Ha, Sukuma, Nyamwezi, Gogo, Hehe
(モザンビーク等)Yao, Makua, Tswa
(マラウィ等)Cewa
(ザンビア等)Bemba, Kaonde, Lunda, Lozi, Tonga
(ジンバブエ)Shona
(ボツワナ)Tswana
(南ア連邦等)Venda, Pedi, Zulu, Xhosa
(レソト)Sotho
(スワジランド)Swati

<音韻>
【母音】
・元来7つの母音を有していたと考えられる
・7母音を有する言語が多いが、5母音に減少した言語も多い
【子音】
・元来、sは存在しない
・元来、dと流音との音韻的区別なし
・コイサン諸語の影響で吸着音を有するものもある
【音節】
・もっぱら開音節
・日本語の「ン」に似た子音前鼻音が広く存在し、語頭に立ちうる
【アクセント】
・対立を有する高低アクセント
・名詞接頭辞の高さが一定

<文法>
【語順】
・主語→述語→目的語(述語のみが文中に必須)
・名詞を修飾する形容詞は原則として名詞の後に立つ
【名詞】
・単複の区別あり、単複それぞれにクラスが存在
・クラスに対応して名詞修飾語が音韻交替
・述語動詞も主語の名詞のクラスに対応した主格接辞をとる(文法的呼応)
【形容詞、修飾語】
・本来の形は名詞と同じく接頭辞+語幹(接頭辞は、修飾する名詞の接頭辞に呼応)
・形容詞そのものの数はもともとあまり多くない
・その他、所有小辞+名詞、所有代名詞、指示形容詞、数詞などが名詞と文法的に呼応
【数詞】
・祖語の段階では、1から5までと8が名詞と文法的に呼応、6、7、9は無変化、10は名詞的
・現在では、6、7、9は別の形にとって代わられている言語が多い
【動詞】
・不定形は語幹+aの前に接頭辞が付いた形
・直説法:(否定辞+)主格接辞+時称接辞+語幹+動詞語尾(アスペクト)
・対格接辞は動詞語幹直前に立ち、目的語の名詞に文法的に呼応
・命令形は語幹+aが多い
・接続法:主格接辞+語幹+*ɛ 直説法未来形、否定形、禁止形に転用される
・繋辞は主格接辞そのものだったり、*deが付いたり、*neで統一されていたり、さまざま


亀井孝・河野六郎・千野栄一編(1996:394-397)『言語学大辞典(第3巻世界言語編(下-1)ぬ-ほ)』東京:三省堂

* * * * * * * * * * * *

名詞のクラスの数をはじめとして、それなりに似ていたり違っていたり。
「方言」と言うには、その違いはやや大きすぎるよう。

ちなみに名詞のクラスとは、
ヨーロッパの言語に多い、名詞の男性・(中性・)女性の区別のようなもの。
たとえばフランス語の定冠詞にはleとlaとlesがあって、
名詞が男性か女性か複数形かによって使い分けられます。
バントゥ諸語の場合、こういった区別が15以上もあって、
それぞれのクラスによって動詞の頭が変化します。
15以上なんて、覚えられたもんじゃありませんね。

ザンビアに来るまでは、ニャンジャ語を勉強しよう!と思っていたんですが、
いざ来てみると、ニャンジャ語ひとつより、
ザンビアで話されている言語全般、そしてその違いに興味が向いてきました。

でも、調べるものがない。
ああ、言語学大辞典が手元にほしい。
せめてザンビアの公用語の分くらい、コピーしてくるべきでした。

ついでに言うと、
言語に限らず、サハラ以南アフリカでひとつの大きな文化圏なわけで、
「ザンビアではこうだけど、周辺諸国ではどうなんだろう」と思うことが多くあります。
アフリカを知るには、ひとつの国にいるだけじゃ足りないなぁと感じる今日この頃。
2010.08.17 Tue l 言葉 l top
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